美しい素肌のためには、保湿ケアと同じくらい洗顔が大切。肌に負担をかけずやさしく洗い上げるには、洗顔料のきめ細やかな泡立てがポイントになります。そこで今回は、ホイップクリームのような濃密な泡立て方から便利な泡立て器・泡立てネットまで、泡立て洗顔についてご紹介します。
泡立てはなぜ必要?泡洗顔の効果について
泡立てることを計算してつくられている多くの洗顔料は、泡で汚れを吸着して落とします。きめ細かい泡であればあるほど、それだけ肌に接する泡の表面積が大きくなり、隅々まで汚れを取り去ることができます。
また、たっぷりの泡で洗うことで肌と手の間でクッションの役割をしてくれるため、摩擦による肌への負担を軽減することができます。
泡立てが少ないと肌摩擦が増えて負担が大きくなり、乾燥や毛穴の開きの原因になります。手のひらで顔をゴシゴシ擦ってしまうのはNGなので注意しましょう。
洗顔料の泡立て方
洗顔料には大きく分けて、フォームタイプ、パウダータイプ、固形石鹼の3つがありますが、泡立て方はほとんど一緒です。慣れてくると上手に泡立てられるようになるので、繰り返しトライしてコツをつかいんでいきましょう。
1.手を洗う
洗顔料を手に取る前にハンドソープなどでよく手を洗っておきましょう。手に汚れやメイク落としなどの油分が残っていると、洗顔料の泡立ちが悪くなります。
2.洗顔料を手に取る
洗顔料を手のひらに出します。商品にもよりますが、フォームタイプなら2~3cmの長さを目安に、固形石鹼は両手と石鹸をぬらしてから、何度か手の中で転がし石鹸がたっぷりついた状態にします。
量が少なすぎると泡立ちが悪くなるので、商品に記載された正しい分量をしっかり使うことが大切です。
3.水を加えてやさしく広げる
手のひらをくぼませ、水かぬるま湯を2~3適加えて手のひら全体になじませます。この時、やさしく指先で空気を含ませるように泡立てていきます。
4.さらに水を加えて泡立てる
洗顔料が泡立ってきたら、さらに2~3適の水を加えて泡をつぶさないように混ぜていきます。この作業を数回繰り返すと、まるでホイップクリームのようなきめ細かい泡になっていきます。
手のひらを下向きにしても泡が落ちないくらい泡立てられると完成です。
◇泡立て失敗例…
この状態だとまだまだ泡立て不足!空気を含ませるイメージでさらに泡立てていきましょう。
◇逆さにしても落ちないなら完成!
泡が落ちないくらい泡立てられたらOK!弾力のあるもこもこ泡の完成です。
泡立て器で楽々!便利アイテムの使い方と注意点
洗顔料の泡立てがどうしても苦手!という人には、泡立て器や泡立てネットが便利。忙しくて時間がない人にもおすすめですよ。
泡立てネット
短時間で簡単に泡立てが完了する泡立てネット。網目の細かいものを選ぶと、よりきめ細かい濃密泡に仕上がります。
使い方のポイントは、泡立てネットの水気を切っておくこと。水分が多いと弾力の少ない泡になってしまいます。
また、使用したネットをバスルームや洗面所に置きっぱなしにしておくと、泡立てネットが雑菌の温床となってしまう危険も。
毎回使用後は、風通しの良い場所に干して乾燥させ、雑菌を繁殖させないようにすることが大切です。
◇おすすめの泡立てネット:BULK HOMME THE BUBBLE NET
4重構造の特大ネットで、面倒な泡立てを短時間で感動的な泡立てに変えてくれる、スキンケアブランドのオリジナル泡立てネット。男性も満足できる、濃密な泡を大量につくることができます。
●税抜価格:600円
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
泡立て器
100均やドラッグストアなどで見かけることも多い泡立て器。濃密なもちもち泡が簡単につくれると人気のアイテムです。
使い方は、容器のフタを取り、洗顔料を入れてメモリまで水を入れます。フタをしっかり押さえながらスティックを上下に動かして泡立てていきます。
洗顔フォームと固形石鹼どちらでも使え、わずか数十秒で濃密な泡をつくることができます。使用後は水分をよく切り、直射日光を避けて乾かしましょう。
◇おすすめの泡立て器:マイクロバブルフォーマー awa hour あわわ プレシャス/あわわベビー
泡立てが苦手な人でも、極上の濃密泡がたった20~30秒でつくれる泡立て器。吸盤付きなので、片手で簡単にきめ細かい泡がたっぷり泡立てられます。
洗顔フォーム、固形石鹸どちらでも使用可能。シャンプーやボディソープにも使え、子供やペットなど様々なシーンで活躍してくれます。「もっと早く買えばよかった」と、口コミでも人気の泡立て器です。
●税抜価格:1,500円
※表示価格は、時期やサイトによって変更される場合があります。詳細はリンク先のサイトにてご確認ください。
泡で出てくる洗顔料もおすすめ!
道具の手入れや衛生管理が面倒…という人には、ポンプを押すだけでふわふわの泡が出てくる泡洗顔料がおすすめです。時短にもなり、忙しい朝や疲れた夜にも助かります。
一般的に洗浄力が「弱い~中」程度のものが多く、乾燥肌や敏感肌の人にもおすすめですよ。
ただし、泡洗顔料は商品によって泡の弾力や泡もちが異なるため、口コミを参考にしたり、通販サイトのレビューを見てみるといいですね。
正しい洗顔方法をおさらい
せっかくきめ細かい泡ができても洗顔方法が間違っていると台無しです。ケアのポイントをおさらいしましょう。
洗顔の順番はベタつく部分から
まずは、フレッシュな泡で皮脂分泌が多いTゾーンから洗っていきます。肌に手が触れないように泡をクッションにしてやさしく転がすようなイメージで、くぼんだ部分までしっかり泡を届かせます。
次に毛穴汚れがたまりやすい鼻周りや口周り、最後に乾燥しやすい頬と目の周りの順で泡を転がしていきます。乾燥しやすい部分は泡をのせている時間を最小限することがポイント。
32℃程度のぬるま湯ですすぐ
洗顔料が残らないようにしっかりすすぎます。この時、肌に必要なうるおいを残すために、32℃程度のぬるま湯が理想的。
お湯の温度が高すぎると乾燥を招くので注意しましょう。すすぎ残しがちな生え際やあごのラインも忘れずに。
水分を取り過ぎないように拭き取る
清潔なタオルでポンポンとやさしく当てるように水分を拭き取ります。肌表面の水滴を押さえる程度にとどめておくことがポイント。
ゴシゴシとこするように拭くと肌を傷つける原因となるのでNG。
洗顔料の泡立てをマスターして美しい素肌に
洗顔は泡立てがとっても大切。きめ細やかな弾力のある泡洗顔は、肌をこすらず毛穴の汚れをすっきり落としてくれます。
いくら肌にあった保湿ケアアイテムが充実していても、「落とすケア」がしっかりできていないと充分な効果は発揮できないので、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。
毎日の正しい洗顔ともっちり濃密泡で健やかな素肌を手に入れましょう。
以下では、毛穴ケアにおすすめのクレンジングをご紹介しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!